2026/06/15 09:12

このお茶に限ってはいないのですが、今年は茶価もお茶も市場が混乱しておりまして。結論からお伝えすると、2025シーズンに販売していた「ごくごく知覧」とは中身の異なるお茶なのです。

2024→2025にかけて、抹茶が品薄になり碾茶(抹茶原料)の高騰がありました。それに伴い煎茶が上から順に高騰(品薄)し、2025→2026にほうじ茶価格が高騰(品薄)、2026は茶価が高騰したままシーズンに突入しました。こうなると以前と同じお茶でも価格が跳ねる…と言うよりその価格帯のお茶自体が出回らなくなります。茶価が2倍、3倍になっているため生産者が一芯二葉で茶を摘むときに今年は一芯三葉で(長めに)摘んでみたり、とにかく芽が大きく伸びてから摘んだり(出開きというあまりよろしくないお茶になるが目方は重くなるためトータル利益は取れるようです)と、品質重視の生産者はもちろん、質より量を求める生産者のお茶も次々と高騰していきました。

私たちのようなごく零細なお茶屋さんでは、品質のよろしくないものを仕入れてもお客様に販売できないため、品質と価格のバランスを受け入れることができるレベルを探すとなると元のお茶より何段階も上の価格帯を探さざるを得ません。

こうして昨年までと同じ宮原光製茶さまに作っていただいたお茶なのですが、中身のお茶は全く異なる数段上(品質も価格も)のお茶を作っていただきました。

日常のお茶として楽しんでほしいという理由が名前の由来ですので、「毎日知覧」という名にしました。「ごくごく知覧」という名前は私がとても気に入っているのですが、昨年までのお茶を終売にせざるを得なかったため、名前は変えるしかありませんでした。このようなことで今年の毎日知覧、が生まれました。


さすがに数段上の価格帯のお茶です。ごくごく知覧より緑鮮やかな水色はしっかりと濃く、飲みごたえもあってこの売り手市場の今シーズンにも消費者に誠実に向き合っている生産者さまとお付き合いさせていただき嬉しい限りです。